一般歯科

一般歯科

丁寧な治療と予防で生涯にわたる安心を

治療前のうがい

治療前のうがい

当院では、すべての治療開始前に「POICウォーター」を用いた約20秒間のうがいをお願いしております。この一手間によってお口の中の細菌数を減らし、治療に適した清潔な状態を整えます。細菌が少ない環境は、治療後の再発リスクを抑えることにもつながるのです。

忙しいなどの理由で歯を磨かずに来院される方もいらっしゃいます。しかし、より良い治療結果を目指すためには、来院前にブラッシングをしていただき、さらに当院のPOICウォーターでうがいを済ませてから治療を開始するのが望ましいです。

むし歯治療

当院では、患者様の大切な歯を守るため、丁寧な治療を心がけております。

痛くない・削らない!ドッグベストセメント療法

痛くない・削らない!ドッグベストセメント療法

当院では、患者様の歯をできるだけ削らず、痛みを抑えた治療法として「ドッグベストセメント療法」をご提案しています。(※保険診療対象外)
ドッグベストセメントは、主にむし歯治療に用いられる歯科用セメントです。銅や鉄といったミネラル成分の働きで、むし歯の原因となる細菌を無菌化し、歯の再石灰化を促すことを目的としています。

ドッグベストセメントのメリットは、麻酔注射をせずにむし歯の治療を進められる可能性がある点です。通常のむし歯治療では細菌に侵された部分を全て取り除く必要がありますが、ドッグベストセメントはむし歯の進行を抑える効果が期待できるため、状態によっては影響を受けていない部分まで大きく削る必要がありません。これにより、麻酔を使わずに治療できる可能性に加え、歯を削る量を抑えられ、結果として歯にかかるダメージも軽減できるのです。

しかし、この治療法は全てのむし歯に適応できるわけではありません。例えば、ごく初期の浅いむし歯や、逆に深すぎて神経に達しているむし歯には適用が難しい場合があります。そのため、治療が可能かどうかは、歯科医師による診断と慎重な見極めが重要です。

当院では、見た目への配慮と使い方に関しましても工夫しております。ドッグベストセメントには茶色と白色のものがあり、特に前歯など見た目が気になる部分の治療では、ドッグベストセメントで処置した上に、レジン(歯科用プラスチック)など他の白い材料を重ねて自然な見た目に仕上げることが可能です。

むし歯治療

また、症状や治療する場所に応じて、塗るタイプや詰めるタイプを使い分けます。
例えば、知覚過敏で歯がしみる症状がある場合に、ドッグベストセメントを薄く塗布することもあります。塗布した直後はセメントの色が見えることがありますが、これは歯に着色するわけではありません。唾液や飲食物によって表面の色は徐々に薄れていきます。そして、有効成分がその場で作用し続けることを目指します。

費用につきましては、おおよその目安として、塗布のみの場合は2,500円程度、詰めるタイプでは4,000円程度です。ドッグベストセメント療法は、むし歯治療の一つの選択肢ですので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

むし歯の見逃しを防ぐ

むし歯の取り残しや治療後の再発がないよう、細心の注意を払って治療にあたります。しかし、どれだけ注意深く確認しても、人の目による確認には限界があることも事実です。
そこで当院では、むし歯の見逃しリスクをできる限り低減するために、以下のような体制を整えています。

定期検診による継続的なチェック

3ヶ月に一度の検診も大切ですが、より短い間隔、例えば1ヶ月や2ヶ月おきに定期検診を受けていただくくことで、万が一見落としがあった場合でも早期に発見し、対応することが可能になります。

複数のスタッフによるきめ細やかなチェック体制

複数のスタッフによるきめ細やかなチェック体制

一人の歯科医師だけでなく、歯科衛生士など複数のスタッフが患者様のお口の状態を確認します。それぞれの立場からの「気づき」や情報を共有することで、一人の目では捉えきれない細かな変化にも対応しやすくなります。

私たちは、こうした定期的な検診と複数の目による確認を通じて、むし歯の見逃しをできる限り防ぎ、患者様のお口の健康を守るお手伝いをしたいと考えています。

表面麻酔と電動麻酔機

表面麻酔と電動麻酔機

当院では、治療を受けられる患者様の負担を少しでも軽減できるよう、麻酔に関しても様々な工夫を取り入れています。

まず、麻酔注射を行う前は、歯ぐきに「表面麻酔薬」を塗布し、注射針が刺さる瞬間のチクッとした感覚を緩和します。

さらに、麻酔薬を注入する際は、「デンタペン」や「アネジェクト」といった「電動麻酔器」を使用しています。これらの機器は、麻酔薬を注入する速度や圧力をコンピューターで制御する機能を備えているのが特徴です。手動による注射と比較して、薬剤が体内に入る際の不快な圧力を抑えるよう設計されており、できる限り痛みの少ない麻酔の実現に努めております。

むし歯治療の流れ

当院のむし歯治療は、主に以下のステップで進めています。

検査・診断

1検査・診断

まず、レントゲン撮影やお口の中を直接拝見する視診などを行い、むし歯の進行度や状態を正確に把握いたします。
ただし、強い痛みがあるなど、緊急性が高いと判断される場合は、応急処置を優先させていただくこともあります。

治療

2治療

検査・診断の結果に基づき、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画をご提案します。治療内容や期間、費用などについて十分に説明し、納得いただいた上で治療を開始いたします。

メンテナンス

3メンテナンス

治療が無事に完了した後も、むし歯の再発を防ぎ、お口全体の健康を長く維持していただくためには、定期的なメンテナンスがとても大切です。
当院は、患者様に合わせたメンテナンスプランをご提案し、お口の健康維持をサポートいたします。

抜歯

抜歯

「親知らずが生えてきたけれど、抜いた方がいいの?」「抜くのは痛い?」といった質問や不安の声をよくお聞きします。特に、お子様に親知らずが生え始めると、心配される保護者の方も多いのではないでしょうか。

必ずしも全ての親知らずを抜歯する必要はありません。上下の歯がまっすぐに生えており、噛み合わせにも特に問題がなければ、そのまま様子を見ることもあります。

しかし、以下のような場合は、抜歯をおすすめすることがあります。

  • 親知らずがむし歯や歯周病の原因になっている場合
  • 横向きや斜めに生えてきた親知らずが隣の歯を押して歯並びを乱している場合
  • 親知らずの周りの歯ぐきが腫れる「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」を繰り返す場合
  • 親知らずが原因で顎の骨の中に袋状の病変(嚢胞:のうほう)ができている場合

ふるげん歯科クリニックには、大学病院の口腔外科に在籍していた経験を持つ歯科医師がおります。そのため、まっすぐに生えている親知らずはもちろんのこと、横向きに埋まっているケースや、骨の中に深く埋まっているような親知らずの抜歯にも対応可能です。

できる限り負担の少ない、丁寧な抜歯を心がけております。また、抜歯後の腫れや痛みを抑えるためのアドバイスや処置も適切に行いますので、ご不明な点やご不安なことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

治療後の詰め物・被せ物について

治療後の詰め物・被せ物について

むし歯治療で歯を削った後は、失われた部分を補い、機能と見た目を回復させるために詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)による修復を行います。

当院では、患者様一人ひとりの要望やお口の状態、予算などをお伺いした上で、様々な素材を提案しています。

レジン

レジン

白いプラスチックでできた素材です。主に比較的小さなむし歯の治療に用いられ、保険が適用されます。保険適用で、見た目も自然に近い仕上がりになります。

銀歯(金銀パラジウム合金)

銀歯(金銀パラジウム合金)

保険適用で用いられる金属製の詰め物・被せ物です。強度に優れているという利点がありますが、金属色のため見た目が気になる場合があります。

セラミック

セラミック

歯科用陶材のことです。透明感があり、天然歯に近い美しい仕上がりになります。変色しにくく、金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配もありません。(※保険適用外となります。)

ゴールド

ゴールド

金を主成分とした合金です。適合性が良く、むし歯が再発するリスクを抑える効果が期待できると言われています。金属ではありますが、比較的アレルギー反応が起こりにくい素材とされています。(※保険適用外となります。)

入れ歯

歯を失ってしまった場合の治療法の一つとして、入れ歯(義歯)があります。

入れ歯に対する強み

入れ歯に対する強み

当院の院長は、大学病院の高齢者歯科に長年所属し、多くの入れ歯治療に携わってきた経験があります。そのため、入れ歯治療を得意としており、豊富な知識と技術に基づいた的確な診断が可能です。

例えば、現在お使いの入れ歯について、「本当に今の入れ歯が合っているのだろうか」「修理でまだ使えるのか、それとも新しく作り直した方が良いのか」と入れ歯に関するお悩みは様々です。

当院では、まず患者様のお話をじっくりとお伺いし、お口の状態を精密に検査いたします。その上で、患者様にとってより良い選択肢は何かを一緒に考え、ご提案させていただきます。

また、長年使い慣れた入れ歯は、実はよく合っている場合も少なくありません。そのような場合は、無理に新しいものを作製するのではなく、まず修理をして快適に使えるように調整することから始めます。その上で、必要であれば新しい入れ歯の作製をご提案するという流れを取ることもあります。もちろん、状態によっては新しい入れ歯の作製が望ましい場合もございますが、その際には理由やメリット・デメリットを分かりやすくご説明し、十分にご納得いただいた上で治療を進めてまいりますので、ご不明な点は何でもお尋ねください。

これまでにも、「入れ歯が合って食事が楽しくなった」「話しやすくなった」といった嬉しいお声を多数頂戴しており、口コミを通じて新たにご来院いただく方もいらっしゃいます。これまでの経験を生かし、患者様が笑顔で毎日をお過ごしいただけるような入れ歯治療を目指してまいります。

歯が抜けたまま放置するリスクとは?

歯が抜けたまま放置するリスクとは?

歯が抜けてしまった状態をそのままにしておくと、お口の中だけでなく、全身の健康にも様々な影響が及ぶ可能性があります。

例えば、抜けた歯のスペースに隣の歯が倒れ込んできたり、反対側の歯が伸びてきたりして、全体の噛み合わせが悪化することがあります。そうなると、残っている他の歯に負担がかかり、その歯の寿命を縮めてしまうことにも繋がりかねません。

特に前歯が抜けた場合は、発音がしにくくなったり、口元の見た目の印象が変わってしまったりすることもあります。

歯が抜けてしまった場合は放置せず、できるだけお早めにご相談ください。

レジン床義歯

レジン床義歯

歯ぐきに触れる部分(床)がピンク色のプラスチック(レジン)で作られた、保険適用の入れ歯です。比較的安価に作製できますが、強度を保つためにある程度の厚みが必要で、食べ物の温度が伝わりにくい、違和感を感じやすいといったデメリットがあります。

金属床義

金属床義

床部分に金属(主にコバルトクロムやチタンなど)を使用した入れ歯です。(保険適用外)レジン床義歯に比べて薄く作製できるため、装着時の違和感が少なく、食べ物の温度も伝わりやすいため、美味しく食事を楽しめます。強度も高く、丈夫で長持ちしやすいのが特徴です。

ノンクラスプデンチャー(金属を使用しない入れ歯)

ノンクラスプデンチャー(金属を使用しない入れ歯)

金属のバネ(クラスプ)を使わずに、歯ぐきの色に近い特殊な樹脂で歯に固定するタイプの部分入れ歯です(保険適用外)。金属部分が見えないため、見た目が自然で審美性に優れています。また、薄く弾力性があるため、装着時の違和感が少なく、壊れにくいという利点もあります。

入れ歯以外の治療法

入れ歯以外の治療法

歯を失った場合の治療法は入れ歯だけではありません。患者様のお口の状態によっては、他の治療法(ブリッジなど)が適している場合もあります。お気軽にご相談ください。

子どものむし歯治療

大切なお子様の歯をむし歯から守り、健康な成長をサポートします。

地域の園医・校医をしています

当院の歯科医師は、地域の幼稚園や小学校の園医・校医も務めており、子どもたちの口腔衛生の向上に貢献しています。

■読谷村
古堅小学校、読谷高校、たけのこ保育園、いずみ保育園、読谷こばと幼稚園、その他読谷村の乳幼児健診

■宜野湾市
愛善保育園、ここわ保育園、仲原保育園

小児歯科の強み

小児歯科の強み

わかばの森歯科医院には、大学病院の小児歯科に勤務経験のある女性歯科医師が在籍しており、お子様の気持ちに寄り添った、きめ細やかな診療を得意としています。

子ども特有の歯のトラブルや治療に対する不安を理解し、安心して治療を受けていただけるよう努めています。

気をつけていること

気をつけていること

歯科医院が「怖い場所」という印象にならないよう、お子様の気持ちとペースを尊重いたします。初めて歯科治療を受けるお子様や、治療に対して苦手意識のあるお子様には、いきなり治療を始めるのではなく、まずは診療台に座ってみたり、器具に触れてみたりする「トレーニング」から始め、少しずつ歯科医院の雰囲気に慣れていけるように丁寧にサポートいたします。

また、むし歯が多いお子様に対しては、日頃の食生活、特に砂糖の摂取について具体的にお話しすることがあります。特に注目するのが砂糖の摂り方です。

むし歯は、お口の中にいるむし歯菌(ミュータンス菌など)が、飲食物に含まれる糖分を分解して酸を作り出し、この酸によって歯の表面が溶かされることで進行します。そして飲食のたびにお口の中は酸性に傾くため、糖分を摂取する回数が多いほど、歯が酸にさらされる時間が長くなり、むし歯のリスクが高まるのです。

当院では、「シュガーコントロール」という考え方に基づき、ケーキやジュース、お菓子といった糖分を多く含む飲食物を摂取する回数や量を見直すアドバイスを行っています。
例えば、保護者の方のご協力のもと、2週間ほどおやつや飲み物に含まれるお砂糖の量を意識して減らしていただくと、お口の中の状態が目に見えて改善することもございます。

甘いものは気分転換にもなりますが、摂取する量やタイミングを工夫することが、お子様だけでなく大人の皆様にとっても、お口の健康を守る上でとても大切です。ご家庭での食生活について、何かご心配な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

子どものむし歯予防

フッ素には、歯の再石灰化を助け、歯の質そのものを強くする働きがあります。定期的にフッ素を歯の表面に塗布することで、むし歯になりにくい丈夫な歯を育んでいきます。

仕上げ磨きについて

仕上げ磨きについて

小さなお子様の場合、ご自身では一生懸命磨いているつもりでも、まだ上手に磨けていないことがほとんどです。そのため、お子様が自分で歯磨きをした後には、必ず保護者の方が「仕上げ磨き」をしてあげる習慣をつけていただくようお願いしています。

この一手間を加えるだけでも、むし歯になるリスクを大幅に減らすことができます。

歯科医院は「予防のために通う場所」へ

歯科医院は「予防のために通う場所」へ

むし歯は一度進行してしまうと、残念ながら自然に元の健康な状態に戻ることはありません。しかし、たった一つの例外があります。それが「CO」と呼ばれる、ごく初期の段階のむし歯です。

COとは、歯の表面が白く濁ったり、薄く茶色くなったりする状態で、まだ歯に穴が開いていない段階を指します。「要観察歯」とも呼ばれ、この時点でフッ素塗布や適切なブラッシング指導などのケアを行うことで回復する可能性があります。

しかし、COには自覚症状がほとんどないため、ご家庭で気づくことは非常に困難です。だからこそ、歯科医院で定期的な検診を受けて、むし歯を早期に発見し、適切な対応をとることが重要になります。

多くの方にとって、歯科医院は「歯が痛くなってから仕方なく行く場所」というイメージが強いかもしれません。しかし、これからは「むし歯や歯周病を予防し、お口の健康を守るために定期的に通う場所」という意識を持っていただけるよう、かかりつけ歯科医(ホームデンティスト)として、お子様の健康な歯を育むお手伝いをさせていただければ幸いです。

妊娠中の方の歯科治療

妊娠中の方の歯科治療

普段から当院に通院されている患者様がご懐妊され、母子手帳をお持ちになってご来院されるケースも少なくありません。そのような場合は、妊娠周期やその時々の体調を十分に考慮しながら必要な歯科ケアを行ってまいります。

妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって歯ぐきが腫れやすく出血しやすくなったり、歯周病が進行しやすくなったりすることがあります。また、つわりなどの影響で、一時的に歯磨きが十分にできなくなることもあるかもしれません。

妊娠中の歯科治療につきましても、お母様と赤ちゃんのお身体の状態を第一に考え、きめ細やかに対応しております。妊娠中の適切なお口のケア方法や、それがお腹の赤ちゃんへどのような影響を与えるのかといった情報も含めて、分かりやすくアドバイスさせていただきます。

これから生まれてくる赤ちゃんのためにも、まずはお母さんご自身の口腔ケアを大切にしましょう。ご不安なことや疑問点がございましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。